新東工業(6339)の株価チャートの考察
今回は、鋳造機械大手の新東工業(6339)の株を買った結果について、報告します。
私が新東工業の株を購入したときのチャートは以下になります。
果たして、株価は上がったのでしょうか…?
購入した理由
私が新東工業(6339)の株を買うに至った理由は、
の四点です。
理由1については、下のチャートが示すとおり、25日移動平均線と75日移動平均線が上昇傾向になっていることが分かります。
したがって、現在は上昇トレンドに入ったと考えました。
理由2については、下の5年スパンのチャートを見てください。
全体として上昇トレンドを迎えており、現在はその極小を超えたあたりであるように見えます。
したがって、これからも株価は上昇すると考えました。
最後に理由3について、新東工業は全固体電池の製造方法等に関する特許を取得しています。
全固体電池とは、現在使われているリチウムイオン電池に替わる二次電池(充電式電池)であり、電解質が液体ではなく固体が使われることから、その名が付いています。
リチウムイオン電池では電解質が液漏れし、発火事故を引き起こす可能性がありますが、全固体電池ではそれが起こりません。
特に自動車に電池を搭載する際は、その安全性が問われるので、全固体電池は重要なアイテムになると考えられます。
こうした理由からも、新東工業の株は上昇するのではないかと考えました。
以上の理由から、新東工業の株を購入しました。
成績
今回の投資は以下のような結果となり、16.6%の損失で終わりました。
買付 | 2019年4月22日 | 1062円/株 |
売却 | 2019年6月3日 | 886円/株 |
チャートを見る限り、完全に、高値で買って安値で売ってしまう結果になっています。
考察と反省
このような結果を招く判断をしてしまった理由は、下のような支持線Aが存在すると考えたことにあると考えています。
この支持線Aを下回ったあたりで、この下降トレンドはしばらく続くと考え、損切をしてしまいました。
しかし、その翌日から株価が回復し始めています。
最悪の事態を免れるには、視点を広げて支持線Bの存在を期待しても良かったのではないかと考えています。
一方で、株を購入した4/22以来、一度もその株価に到達している日がありません。
したがって、そもそも銘柄選びの時点で間違っていたと考えるのが妥当かもしれません。
今回は25日移動平均線が上昇傾向にあることを一つの根拠として、上昇トレンドにあると判断してしまいました。
移動平均線を根拠として使うにはもう少し勉強が必要であると感じます。