タカラレーベン(8897)の株価チャートの考察
タカラレーベンは、独立系の不動産会社です。
不動産(マンションや一戸建て分譲住宅)の開発から販売に加え、管理、賃貸、仲介を行っており、不動産業における事業の幅広さが特徴の一つです。
2022年3月期において、当期利益100億円を一つの目標としています。
今回は、そんなタカラレーベンの株を購入しました。
購入時のチャートは以下のようになります。
果たして、株価は上がったのでしょうか?
今回の成績
結論から申しますと、株価はあまり上がりませんでした。
詳しい結果は以下のようになり、1.4%程度の利益です。
買付 | 2018年2月20日 | 358円/株 |
売却 | 2019年5月23日 | 363円/株 |
手数料を考えると、ないようなものですね。
購入した理由
タカラレーベン(8897)の株を購入した理由を、下のチャートを使って説明します。
まず、図において赤線のような抵抗線があると考えていました。
そして、これが抵抗線であると仮定すれば、Aの地点でそれを突き破っているように見えます。
これが、購入した理由の1つ目です。
2つ目の理由は、Bに示すように25日移動平均線が75日移動平均線を突き破るゴールデンクロスが起きたからです。
そのため、この上昇トレンドはしばらく続くと考えました。
以上の理由から、"買い"と判断しました。
株価チャートの経過
以上の理由から購入に踏み切ったわけですが、下の図に示すように、思うように株価は上がりませんでした。
購入してしばらくすると、直線Bを支持線のようにして下落しました。
今回の購入理由から考えればこの時点で損切りをしても良かったと思いますが、支持線が不明瞭だったこともあり、損切りには踏み切れませんでした。
その後、再び直線Aを突き破るように上昇し、高値Cをつけます。
この時点で売れば良かったのですが、"まだ上がる"と期待してしまったのか売るという行動に移せず、再び支持線Bまで落ちました。
そして、ゴールデンウィーク明けには支持線Bすらも下回ってしまいました。
更に悪いことに損切りをすることも出来ず、一時塩漬け状態になりました。
しかし、しばらくすると大きく窓を開け、抵抗線Aすらも超えて株価が上昇しました。
このとき、出来高の急騰を伴っていたため、この上昇はしばらく続くと判断し、様子見を行うことにしました。
結果としては、途中で株価が下降し、直近の高値Cを下回りました。
この時点で辛うじて利益が出ていたので、売却を決意しました。
考察
今回は、景気が不安定であるという事情も鑑みて、タカラレーベンの株を売ってしまいました。
この時点で売ったことが正解だったかどうかは今後のチャートで明らかになると思いますが、未来の株価を予想してみます。
以下は、現在存在していると考えているトレンドラインです。
上の図を見れば分かるように、高値が更新されていっていることが分かります。
したがって、今後も高値が更新されていくのではないか?と考えています。
今回は一旦売却してしまいましたが、株価が図に示す支持線or安値のトレンドラインを下回らないことを確認できれば、再び購入しようかと考えています。